本記事では、老人ホームに入居する際の流れについて解説しています。入居を検討されている場合には、ぜひ参考にしてください。
老人ホームへ入居するまでの流れ
1. 施設を探す
老人ホームを探す場合には、まずは希望条件の整理を行います。自分の親がどのような施設であれば快適に過ごせるのか、必要なケアはどのようなものがあるのか、無理なく入居を継続できる料金といった点について検討し、優先度を決めます。また、食事やレクリエーションなどのサービスについても、入居する本人の嗜好に合っているか、という点も非常に重要になってきます。
これらの条件を整理したら、優先度の高い条件をキーワードにして、どのような老人ホームがあるのか探していきます。条件を全て満たすことは難しい可能性もあることから、どの条件を最も優先して選びたいのか、また妥協できる条件はどこなのか、という点をしっかりと考えておくと、スムーズな施設選びに繋げられます。
2. 施設の見学
条件を満たす施設をいくつか見つけたら、見学の申し込みをします。
施設の担当者がいるタイミングに合わせる必要があることから、見学予定日の直前ではなくある程度の余裕を持って連絡を入れるようにし、日程調整を行ってください。
施設見学の当日は、あらかじめ聞きたいことをメモしておくことがおすすめです。また、施設の担当者から許可を得た上で、施設内の様子をカメラで撮影しておくと、後から見返すことができます。
3. 体験入居
見学した老人ホームの中で、前向きに入居を検討しているところがある場合には、体験入居を行います。体験入居ができるかどうかはそれぞれの老人ホームにより異なるため、対応しているかを前もって確認しておくことがおすすめです。
可能な場合には、3日〜1週間ほどお試しとして老人ホームに入居します。この期間、実際に生活することによって、老人ホームの雰囲気や、受けられるサービスのチェックを行うことができます。
4. 入居の仮申し込み
施設見学と体験入居が終わったら、入居する施設を決めて申し込みを行います。
申し込みを終えた状態は、いわゆる仮押さえの状態なので、申し込みをしてもすぐに入居できるわけではない点に注意が必要です。この仮押さえ期間は施設によって異なりますが、およそ1ヶ月が目安とされています。この期間中に、必要となる書類の用意や、スタッフとの面談を行っていきます。
仮押さえ期間中に用意する書類としては、主治医が他の医師に患者の紹介を行う際に発行する診療情報提供書と、病院で健康診断を受けると発行される健康診断書があります。健康診断書は取得が不要な場合もありますが、必要な場合には取得までに約2〜3週間かかることが一般的とされていますので、取得に必要な期間を見越して動くようにしてください。
5. 入居審査
スタッフとの面談が行われると、その面談内容をもとにして施設内で審査が行われます。ここでは、「要介護度」「健康状態」「経済状況」の3点について検討されます。中でも経済状況は、身元保証人の有無に重点が置かれています。
また、他の入居者とトラブルなく生活ができそうかといった部分などについても審査され、施設が受け入れ可能と判断したら契約に進みます。
6. 契約
入居するための契約を施設側と締結します。契約時には、印鑑や印鑑証明、連帯保証人・身元引受人の印鑑と印鑑証明、戸籍謄本、住民票が必要となります。ただし印鑑証明については施設によって必要かどうかが変わってくるため、あらかじめ契約に必要なものについて確認しておくことがおすすめです。
契約を締結したら、施設に入居する日を決めます。入居までには引っ越しの準備も必要になりますので、無理のないスケジュールを組むことが大切です。具体的な入居日が決定した後は、入居に向けて準備をスタートします。入居時に必要なものについては、余計な出費を防ぐためにも施設側に前もって確認しておき、漏れのないように準備していくことが大切です。
見学から入居までどれくらいの期間がかかる?
施設の見学を行ってから実際に入居するまでに必要な期間は、通常1〜2ヶ月が目安とされています。ただし、この期間は希望する施設に空室があるケースです。空室がない場合には待機期間が発生しますので、入居までに要する期間は上記よりも長くなります。その期間は、必要に応じて別の施設に一時的に入居するといったことも考えられます。
入居前に確認しておくべきこと
退去条件
老人ホームに入居して生活している中で、退去が必要な状況になる可能性もあります。例えば、身体状況の悪化や長期の入院、月額費用の滞納、他の入居者に対する迷惑行為といったものが考えられます。入居する前に、どのような場合に退去が必要となるのかという「退去条件」について確認しておいてください。
他の施設との違い・比較
入居する老人ホームを探す際には、はじめから1つの施設に決めるのではなく、複数の施設を比較することがポイントです。また、候補となる施設が多すぎると選択することが難しくなるため、3カ所程度を比較して決めるのがおすすめです。
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