個々の入居者の医療必要度や介護度によって異なるとはいえ、基本的にはどのような形態の老人ホームでも1日の流れに大きな違いはありません。必要なケアやリハビリ、医療行為などの時間を除けば、自宅で過ごすような生活を送ることができるはずです。
それでは、老人ホームの1日の過ごし方やサービスなどを紹介しましょう。
食事・間食
1日3度の食事は食堂やデイルームに集まって食べたり、それぞれの居室で食べたりと入居者によってさまざまです。食事に必要なおしぼりやエプロン、箸やスプーンはスタッフが準備してくれます。どの老人ホームにも他の入居者と顔を合わせて食事ができるスペースが設けられており、コミュニケーションの場にもなっています。
食事は入居者一人ひとりの状態に合った栄養バランスを意識したメニューで、普通食のほかにきざみ食、ペースト食など形態も工夫され、糖尿病食などの対応も可能です。一般的な老人ホームは食事時間が決まっていますが、一定の時間までならいつでも自由に食事ができるという施設もあります。
午後のおやつは日によって和菓子や洋菓子などさまざまなものが用意され、それを楽しみにしている入居者も多いようです。その人の状態を考慮して飲み込みやすいものや、季節を感じられるデザートなども出されます。施設によっては、スタッフと一緒にお菓子作りを楽しむところもあります。
リハビリ(機能訓練)
入居者が老人ホームで暮らしているうちに身体能力が低下しないように、個別もしくは集団でリハビリ(機能訓練)が行われます。入居者が並んで体操をするような手軽なものから、専門スタッフが身体に触れながら訓練を行う個別リハビリまで、その形態はさまざまです。施設内の移動や食事の場面でリハビリ運動を取り入れる、いわゆる生活リハビリを積極的に取り入れている施設もあります。
リハビリに対する考え方や実際のプログラムは施設によって違うので、その方に合ったリハビリを受けられるかを入居前に確認しておくことが大切です。
レクリエーション
老人ホームでは、入居者の身体状況に応じてさまざまなレクリエーションが行われます。よくあるプログラムとして風船バレーや脳トレ、施設周辺の散歩などが挙げられます。レクリエーションを集団リハビリの一環と位置づける場合もあるようです。
中には季節ごとに観光地を巡ったり、施設でお祭りを開催したりするところもあります。入居者によっては老人ホームでの暮らしで閉鎖的になってしまう人もいるので、他の入居者と交流して元気に過ごしてもらえるようにそれぞれの施設で工夫をこらしています。
入浴
その日の血圧や体温に異常がなければ、自宅と同じように入浴できます。入浴が毎日可能な老人ホームもあれば、施設の規模によって週2~3回の入浴が可能なところまでさまざまです。スタッフのシフトの関係もあって、多くの老人ホームでは日中に入浴を済ませるところがほとんどではないでしょうか。
浴室は大浴場や個室浴、機械浴など施設によって異なりますが、1人で安全に入浴できない入居者はスタッフの見守りや介助を受けられます。
自由時間
前述のような時間だけではなく、入居者一人ひとりが好きなことをできる自由時間ももちろんあります。他の入所者やスタッフと談笑したり、テレビや読書を楽しんだり、昼寝をしたりと過ごし方は人それぞれです。
自分だけの趣味を持っている方も多く、それを老人ホームでの日課にしている方もいらっしゃいます。
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